
Café Elak
「新堂洞」といえば、多くの人が有名な新堂洞トッポッキを思い浮かべるでしょう。でも今の私にとって、新堂洞といえばまず頭に浮かぶのはこの場所、「カフェ・エラク(Café Elak、新堂)」です。ここで飲んだブリューコーヒーとラテが本当においしくて、一気に心を奪われました。

住宅街の角にひっそりと佇む「エラク」は、静かに訪れる人を迎えてくれます。「Coffee Brewing」と書かれた木製の看板が、ここがカフェであることをさりげなく伝えていました。外にはベンチがあり、近所のおばあさんがちょっと腰を下ろして休んでいる姿も。



カフェの看板には、2頭の馬の彫刻が描かれていました。
Menu


店内にはカウンター席があり、コーヒーを抽出する様子を目の前で見ることができます。
「エラク」には「Monthly Brew」という特別なメニューがあり、毎月3種類のスペシャルティ豆を紹介しています。
私が訪れた時は、ブラジルのウイスキーコポ、エチオピアのヤウェ・エイミー、コロンビアのカトゥーラ・チロソが用意されていました。
どれも心地よい酸味があり、ヤウェ・エイミーは甘いベリー感、チロソはより鮮やかでジューシーな酸味が特徴的でした。私はドリップにはブラジル豆を選び、エスプレッソ系では「No Sorrow, Only Love」というラテにしました。名前だけでもう惹かれてしまいました。


カフェ・エラクは、一人でも、誰かと一緒でも心地よく過ごせる場所です。店内では毎日異なるレコードが流れていて、雰囲気をぐっと引き立ててくれます。

オーナー自ら豆を挽いてコーヒーを淹れる姿も、とても印象的でした。






入口近くの席に座ったのですが、その席が大正解でした。行き交う人を眺めたり、空を見上げながら音楽に耳を傾ける時間がとても心地よかったです。
コーヒーを待つ間もひっきりなしにお客さんが訪れていて、
中には遠くからわざわざ来ている方も。すでに常連さんが多いのも納得です。
Monthly Brew Coffee 7,000 won



「Monthly Brew」コーヒー(7,000ウォン)は、ビスケット付きで提供されました。私は普段酸味のないコーヒーが好きなのですが、エラクのブラジルドリップは酸味とコクのバランスが絶妙でした。このタイプの豆は初めてでしたが、木のような香ばしさがとても印象的でした。
No Sorrow, Only Love (latte) 5,500 won

ブリューコーヒーの後に、「No Sorrow, Only Love」というラテ(5,500ウォン)をいただきました。
「混ぜずにそのまま飲んでみてください」と言われたので、アドバイス通りに一口。
エスプレッソとミルクがとろけるように滑らかで、とてもクリーミーな味わいでした。
香ばしさが気になって尋ねると、通常の牛乳ではなく、豆乳とオーツミルクをブレンドし、軽く甘みを加えて一晩熟成させているそう。
牛乳を飲めない奥さんのために考案したレシピとのことで、ラテの名前とぴったり合う、心温まるエピソードでした。香ばしさと甘さのバランスが本当に絶妙で、忘れられない一杯です。
新堂洞の住宅や小さな縫製工場の間にあるカフェ・エラクは、
この街の独特な雰囲気ととてもよく馴染んでいます。
落ち着いた優しい空気の中で、美味しいブリューコーヒーやラテを味わえる場所。新堂に来る機会があればまた訪れたいし、頻繁には行けなくても、この素敵な空間がずっとここに残っていてほしいと願っています。
Address : 36 Cheonggu-ro 22-gil, Jung-gu, Seoul
Phone : +82-507-1367-7045
Operation Hours : Mon-Sun : 08:00 - 20:00
Instagram : Check out more photos
Source : https://blog.naver.com/santose3/223408616137
Writer : santose3
Special thanks to santose3
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