
ilsangyeoback
安国駅近く、桂洞の静かな路地裏にある「日常余白(ilsangyeoback)」は、北村と西村の落ち着いた雰囲気をそのまま映し出すような、魅力的な小さなショップです。
最近、西村エリアに移転し、変わらず日差しの差し込む空間で、韓国の伝統工芸の温もりを感じることができます。
桂洞のメインストリートを歩いていると、IUの「金曜日に会いましょう」のMV撮影地である写真館のすぐ隣に、ひっそりとたたずむ「日常余白」が現れます。小さな店内は、木の温もりと手作りの作品で満たされ、まるで時が止まったかのような穏やかさが漂っています。
窓から差し込む光が艶やかな陶器に反射し、店内をやさしく照らします。イチョウの葉の形をした木製トレイや、美しく折られたポジャギ(韓国の伝統風呂敷)など、すべてが実用的でありながら詩的な美しさを持っています。
今回訪れた目的は、お気に入りの作家さんの新作を見たかったからです。特に代表作であるイチョウの葉のトレイ。手のひらサイズを想像していたのですが、実物は思ったよりずっと大きく、まるで彫刻作品のようで、とても印象に残りました。
他にも魅力的な作品がたくさんありました。淡い色合いの手結びポジャギ、キッチンツールというより美術品のような茶こし、棚に素朴な気品を添える乾燥したホオズキの飾りなど。
店内は全体的にやわらかい照明で包まれていて、木材・陶器・布などの素材感を自然に引き立てていました。天井の布で包まれたライトも、意図されたデザインのようで、とても落ち着く空間になっていました。
日常余白の空間に足を踏み入れると、まるで時間がゆっくり流れる別世界に来たような気持ちになります。シンプルな中に美しさがあり、「この空間、きっとおばあちゃんが好きだっただろうな」としみじみ思いました。
西村を散策したり、昌徳宮を訪れる予定がある方には、日常余白にもぜひ立ち寄ってみてください。買い物をしなくても、ゆったりと流れる時間と手仕事の美しさを感じられる素敵な体験になります。
Address : 19-46 Ogin-dong, Jongno-gu, Seoul
Phone : +82-2-743-7001
Operation Hours : Tuesday-Sunday : 10:00-18:00 (Monday closed)
Instagram : Check out moroee photos
Source : https://blog.naver.com/amyalog/223034164295
Writer : amyalog
Special thanks to amyalog
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