Saero (soju)
セロ、キツネの精霊がソジュ業界を塗り替えた話
2022年9月、ロッテ七星飲料が16年ぶりに送り出した新ソジュブランドがセロ(새로)。2006年の「チョウムチョロム」以来の新ブランドとして誕生し、韓国初の本格的な「ゼロシュガーソジュ」として話題になった。果糖を一切使わず、希釈式ソジュに少量の蒸留式ソジュをブレンドすることで、まろやかで飲みやすい味わいを実現。2023年10月には「チョウムチョロム」の名を外し、独立ブランドとして再スタート。それ以降も勢いは止まらず、2022年から2025年にかけてロッテのソジュ市場シェアを16.6%から20%以上へと押し上げた。人気の理由は、従来のソジュ特有のツンとしたアルコール臭が少ないクリアな味わい、韓国の白磁(ペクチャ)をイメージしたミント×ホワイトの透明ボトルデザイン、そして九尾狐のマスコットを主役にした遊び心あるマーケティングだ。
オリジナルからオミジャまで、セロのラインナップ
- セロ(オリジナル・ゼロシュガー) — アルコール度数15.7%、蒸留式ソジュをブレンドしたまろやかな味わい。白磁を思わせる縦のライン入り透明ボトル。360mlのほか、200ml・400ml・640mlのPETサイズも展開。
- セロ・杏(살구) — 2024年4月発売。本物のあんず果汁を使ったやさしい甘さで、ソジュ初心者にもおすすめ。
- セロ・韓国キウイベリー/タレ(다래) — 2025年4月発売。甘酸っぱい味わいが特徴。
- 九尾エディション — 2025年11月発売の限定ラベル。冷やすとキツネの尾が6本から9本に変化する温度変色デザインが話題に。
- セロ・オミジャ(오미자) — 2026年4月発売。五味子(オミジャ)を使った、さっぱりとした酸味が特徴。
韓国中を席巻したゼロシュガーの一杯
セロを有名にしたのは特定の芸能人ではなく、口コミによる自然な広がりだった。発売から4ヶ月で5,000万本、7ヶ月で1億本を突破。発売2周年時点で累計4億本、2025年末には累計8億本を超えた。人気を後押ししたのは、公式マスコット「セログミ(새로구미)」を主役にしたアニメーション広告。この愛らしい九尾狐キャラクターは、韓国のMZ世代(ミレニアル世代・Z世代)の間でSNS上の人気コンテンツとなった。
価格帯
セロはとても手頃な価格。イーマートやロッテマートなどのスーパーでは360mlボトル1本が約1,200〜1,300ウォン(約130〜145円)。コンビニ(GS25、CU、セブンイレブンなど)では**約1,800ウォン(約200円)程度。飲食店やポジャンマチャ(屋台バー)で注文すると、韓国の外食価格の相場通り1本あたり約4,000〜6,000ウォン(約440〜660円)**になる。
ソウルならどこでも買える
セロはソジュらしく、ソウルのほぼどこでも手に入る。GS25、CU、セブンイレブン、emart24などのコンビニはもちろん、イーマート、ロッテマート、ホームプラスなどの大型スーパーでも購入可能。韓国式焼肉店やポジャンマチャ、居酒屋のメニューにもほぼ必ずあり、特にホンデ、梨泰院、乙支路などの繁華街で楽しめる。全フレーバーを見比べたいなら、ロッテマートやロッテ百貨店の食品売り場がおすすめ。
Website: https://company.lottechilsung.co.kr/kor/brand/saero/contentsid/970/index.do
Instagram: @saero9mi