
Seoul Chaekbogo

とても暑い日でした。幸いにも目的地は地下鉄駅からそれほど遠くありませんでした。蚕室ナル駅の1番出口を出るとすぐ、ソウルブックリポジトリが目の前に現れました。

インスタグラムでたまたま写真を見かけて、ふらっと訪れてみました。「ソウルチェッボゴ」と呼ばれるこの場所は、ソウル市が運営する公立の古本屋で、地元の人や観光客にも人気があります。
入場料は無料で、毎週月曜日は休館日。車で行く場合は、近くにある駐車場(5分260ウォン)を利用できます。


中に入ると、目の前に広がる光景が本当に素晴らしかったです。本棚は円形アーチのように積み上げられていて、まるで本の洞窟に迷い込んだような感覚。古本独特の、どこか懐かしい匂いも漂っていました。

インスタの写真を見てふらっと来ただけなので、この場所についての知識はほとんどゼロ。でもせっかくなので、どんなところなのか見て回ることにしました。
時代やジャンル、国籍を問わず、本当にさまざまな本が並んでいて、特に印象的だったのは1976年3月に創刊された『根の深い木』の第1号。なんと半世紀以上前の本です。

ここは図書館としても、本屋としても、古本屋としても機能するソウル市の公営スペースです。最近できた場所かと思っていたら、実はもう5年も運営されているんだとか。
SNSでも話題になっていて、さまざまな韓国ドラマのロケ地としても登場しているそうです。

ソウル各地の大小さまざまな古本屋がこの場所に集まり、本棚を埋め、空間を一緒に作り上げているそうです。参加書店が多い分、ジャンルやテーマも豊富で、いろんな本と出会えるのが魅力です。

大学時代は2日に1冊ペースで本を読んでいたほど読書好きだったので、当時この場所があったらきっと毎日通っていたと思います。

ここでは本を購入することもできて、大半が1万ウォン以下とかなりお手頃です。ただし古本屋なので新品はほとんどなく、欲しい本をピンポイントで探すのは少し難しいかもしれません。でも見つけたときの喜びは格別です。

この場所に関わっている書店のオーナーたちのストーリーが紹介されているのも興味深い点でした。
本が好きで始めたのかなと思っていたら、それぞれに面白い人生背景があることがわかりました。
家業として書店を引き継いだ人、出版社や医療機器会社、土木会社から転身した人など、人生には本当にいろんな道があると感じました。

東廟(トンミョ)には、韓国で唯一のバッグのパーツ市場があり、昔ながらの安くて美味しい食堂もたくさんある街です。バッグを作って販売している私にとって、トンミョは最も信頼できる、そして居心地の良い場所です。
そんな場所で20年以上書店を営んでいる方のストーリーが、特に印象に残りました。

壁の一角には、引退した教授の蔵書がずらりと並んでいました。




その中に、文学全集だけを集めた大きな本棚がありました。1冊3,000ウォンで購入できるとのことで、文学全集好きにはたまらない場所です。
ソウルチェッボゴでは、手紙文体で書かれた昔の資料や、コレクター向けの珍しい本もたくさん見つけられます。


まるで朝鮮時代に発行されたような印刷物もありました。実際は1900年代初期の本だそうです。こんな貴重な本が今も残っていて、しかも10万ウォンで買えるというのは驚きでした。


奥にはカフェスペースや、ノートパソコンを広げられる落ち着いた席もありました。コーヒーを買わなくても自由に使える雰囲気でしたよ。
本が好きな方にはぜひ訪れてほしい場所です。古本を通して詩的な気分を味わえる、ソウルで地元の人も観光客も楽しめる貴重な空間。以上、蚕室(チャムシル)・松坡区にある「ソウルチェッボゴ」のご紹介でした。
Address : 1 Ogeum-ro, Songpa-gu, Seoul
Phone : +82-2-6951-4979
Operation Hours : Tue-Fri : 11:00-20:00, Sat-Sun : 10:00-20:00 (Monday closed)
Instagram : Check out more photos
Source : https://blog.naver.com/dlsen0115/223525260737
Writer : dlsen0115
Special thanks to dlsen0115
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