
Namdaemun Market
長くて疲れた一週間を終え、週末はただのんびりしたい気分でした。でも季節の変わり目になると、なぜか外の空気が恋しくなって、今日は何かに導かれるようにコートを羽織り、ふらりと外に出てみることにしました。
最初に立ち寄ったのは、ソウル駅にあるロッテマート。飲み物を買って明洞方面へ歩いていると、ふと「そういえば南大門市場、すごく久しぶりかも」と気づきました。最後に行ったのがいつかも思い出せないくらい。
そうして、今日の行き先は自然と決まりました。南大門市場です。
日曜日で多くの店が閉まっている中でも、営業している屋台やお店もちらほらあって、市場の賑わいは健在でした。韓国最大の伝統市場らしく、南大門は決して静かにはなりませんね。
南大門のすぐそばにあるこの市場は、600年以上の歴史を誇ります。その規模・伝統・歴史、どれをとっても韓国随一。昔から観光客に人気でしたが、最近は特に外国人観光客が目立つようになりました。
近くの観光エリアの高い物価に驚いた外国人観光客たちが、もっとお得に買い物を楽しめる場所として南大門市場に集まってくると聞いたことがありました。
でも、こんなに多くの人がいるとは思っていませんでした。
どこを歩いてもいろんな言語が飛び交っていて、その多様な雰囲気が市場をさらに活気づけていました。
観光客が増えてきているとはいえ、ここの価格帯は相変わらず驚くほどリーズナブル。他の観光地から徒歩5分の距離なのに、価格は半分ほど。思わず財布の紐が緩んでしまう場所です。
ジュウジュウと鉄板で焼かれているホットクの香りに負けまいと頑張ったけど…
やっぱり足が止まってしまいました。正直、あの誘惑に勝てる人なんていないと思う。
「はちみつホットク、ひとつお願いします。」
1個1,500ウォンと、小さな市場に比べると少し高めだけど、南大門という立地を考えると納得できる価格でした。
一口目はまさに至福の瞬間。外はカリッと、中はとろりと温かくて、思わず笑顔に。今年初めてのホットクだったけど、まさかここで食べるとは思わなかったな。なんだか今日、いいことが起こりそうな予感がしました。
少し歩いた先に観光案内所を見つけました。
外国人観光客の増加ぶりを見ると、政府の観光政策が着実に実を結んでいるのがわかります。
南大門市場は、ただ食べ物を楽しむ場所ではありません。香港の夜市のように、あらゆる“宝物”が集まる楽しい空間です。
クリスマスが近づいてきたこともあって、冬らしいアイテムを探す人々で賑わっていました。
小さな雑貨からシーズン限定のデコレーション、おもちゃまで…
「こんなもの欲しいな」と思えば、きっとここで見つかります。
南大門市場の醍醐味といえば、迷路のような裏路地や地下街を探索すること。
外国人向けのエリアや、輸入菓子・お酒専門の通りもあるのですが、残念ながら今日はお休みでした。
それでも日曜日にもかかわらず、南大門名物の太刀魚通りは活気に満ちていました。昔は年配の方が多い印象でしたが、最近では若い人の姿もよく見かけます。長年にわたって親しまれている理由がわかります。
帰り道、今日の過ごし方にじんわりと満足感が湧いてきました。
全部のエリアを回れたわけではないけれど、忘れていた南大門市場の魅力を再発見できた気がします。次はもっとじっくり歩いてみたいな。
伝統を守りながらも、進化し続ける南大門市場。
ソウルを代表するこの場所は、初めて訪れる観光客にも、長年住んでいる人にとっても、いつでも訪れる価値のある市場です。
Address : 21 Namdaemunsijang 4-gil, Jung-gu, Seoul
Operation Hours : Sunday closed
Instagram : Check out more photos
Source : https://blog.naver.com/dlsen0115/223282497126
Writer : dlsen0115
Special thanks to dlsen0115
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