Jungsik Seoul (2-star Michelin)

チョンシク（韓国語で「 Jungsikdang」）は、ずっと気になっていたミシュラン二つ星レストランです。伝統的な韓国料理をモダンに昇華させたその料理は、期待通りの素晴らしさでした。

建物は3階建てで、1階はカフェ、2階はメインダイニングと個室、3階はバーのようなプライベート空間とお手洗いがあります。

****

Jungsik is a two-Michelin-starred restaurant in Seoul and New York, serving contemporary, creative Korean cuisine. Owner Chef Jungsik Yim reinvents Korean cuisine using traditional and familiar ingredients creating a brand-new genre of food. New Korean Fine Dining.

****

食事の前に温かいおしぼりが提供され、手を拭くことができました。細やかな心遣いが感じられました。

Menu

Lunch signature course 165,000 won / Dinner signature course 250,000 won

レストランの名物「マッシッヌンキンパプ（美味しいキンパ）」が気になって、追加で注文しました。評判が高いので、定番韓国料理がどうアレンジされているのか楽しみでした。

Banchan (Amuse bouche)

A crunchy and sweet bread with dried tomatoes and basil.

アミューズブーシュは目にも楽しく、一口ごとに驚きがありました。ドライトマトとバジルのサクサクブレッド、刺身と合わせたコーンスープ、熱々でカリッとしたキムチチーズボール、そして口直しにぴったりのルッコラソルベまで、全て完成度が高かったです。

Caviar

食事のハイライトのひとつがキャビアのコースでした。美しい缶に入って登場し、中には丁寧に盛られたご飯の上に濃厚なキャビアがのっていました。贅沢でバランスの取れた味わいでした。

Octopus

この料理は本当に印象的でした。タコは驚くほど柔らかく、スパイシーなソースと絶妙なハーモニーを奏でていました。盛り付けも美しく、火入れも完璧でした。

Boyangsik

ヌルンジ（おこげ）と一緒に提供されたこのチキン料理は、韓国の伝統的な蒸し煮「ペクスク」を思わせる一品でした。あっさりしつつもコクのある味わいが印象的でした。

Gimbap

レストランのシグネチャーとして知られるこのキンパは、これまでで一番高級なものでした。炒めご飯とひき肉で作られており、ソースやエゴマ油をつけて食べるスタイルです。美味しかったですが、期待していたほどの感動はなかったかも。

Sea bass (Mediterranean)

地中海スタイルのスズキ料理には、エゴマ油が添えられており、繊細な風味のアクセントになっていました。魚自体もとても新鮮で、臭みが全くなく、ナッツのような香ばしさが全体の味わいを引き立てていました。魚卵の塩気も良いアクセントでした。

Collection of knives

メインディッシュの前には、「ジャン・ネロン・ラギオール」コレクションから好みのナイフを選ぶ演出がありました。ちょっとした演出ですが特別感がありました。

Hanwoo (main dish) (+30,000 won)

プラス30,000ウォンでメインを韓牛にアップグレードしました。これが大正解でした。

Bossam (main dish)

美しく盛り付けられたボッサムスタイルの料理はとても美味しかったです。ただし、量はやや控えめに感じました。

Melon sorbet

デザートの前に出されたメロンソルベは、口直しにぴったりの爽やかさでした。

Dessert (Jangdokdae / Dolhareubang)

Jangdokdae

デザートは、韓国の伝統的な「チャンドクテ（醤甕台）」から着想を得た演出でした。小さな壺の中には、爽やかなレモンシャーベット、香ばしい雑穀、そして底にはチーズケーキが隠れていて、遊び心ある美味しい一品でした。

*** 「韓国文化において、チャンドクテ（またはチャントクテ）は、食品を貯蔵または発酵させるために使われる屋外空間、特にテラスを指します。キムチ、大豆、穀物、豆ペースト、コチュジャンペーストなどの食品は、チャンドクと呼ばれる土器の壺に入れられ、チャンドクテの上に置かれます。」 - Wikipedia

Dolhareubang